テレビとインターネットだけで外部のレクを活用し、定期的に利用者様が楽しめる機会へ
~チャット機能の活用も開始し、パートナーとのやりとりが手軽に~
< 吉岡様のお写真 >
社会福祉法人憩いの汀
事業所名 憩いの汀(いこいのみぎわ)Ⅱ
担当者名 管理者 吉岡 宏晃様
事例のポイント
・コロナ禍を機に外部のレクリエーションを活用する方法について模索
・初回利用が好感触ですぐに継続利用を決めた
・チャット機能の活用
■家庭的な温かみのあるサービスを提供
───まず憩いの汀Ⅱ様の特徴などについてお伺いできますか?
当法人「憩いの汀」は、創立者である西口が家族を介護をした経験からはじまっています。介護保険がはじまるより前、当時の病院の患者に対するケアは今よりも重視されていない様に感じました。それを見かねた西口は、「家族にあたたかいケアのもと生活して貰いたい」、そんな思いから介護保険がはじまる前から宅老所としてサービスを開始しました。
「その人らしく穏やかに過ごしてほしい」という創業時より大切にしている理念はスタッフにまで浸透してます。
当施設は地域密着型通所介護ならではのアットホームであたたかい雰囲気を大切しています。ありがたいことに地域でも自分たちが大切にしていることを評価いただいています。
■コロナ禍で外部のレクリエーションが完全にストップ。利用者様の満足度維持のための手だてを模索
───えぶりプラスを利用しようと思ったきっかけについて教えてください。
コロナ禍前は地域のボランティア、学生といった方々が定期的に当施設でレクを行ってくれていました。コロナ禍でこれが一気にできなくなってしまいました。
スタッフによるレクは日常的に行っているので、レク自体は継続することは可能です。しかし、我々としては、月に1度くらいは「いつもと違ったレク」を提供したいと思っていました。
そのなかでえぶりプラスを知り、これならどうかと興味を持ったのがきっかけです。
───レクを外注して予算をかけることに抵抗感とかはありましたか。
あまりなかったように思います。と、いいますのも、当法人の別の施設は定期的に外部からあん摩マッサージ師を呼ぶ予算をもっているんです。利用者様に喜んでもらえる企画に対する予算に対して理解があるため、あまりそういった抵抗感はなかったです。
ただ、施設として、稟議をあげて許可をとる必要がありますから、予算感などは気になっていました。
そのため、えぶりプラスのサイト上で、レクの種類とおおよその価格感が分かることは予算感を把握する上でとても役立ちました。
■初めてのオンラインレクが好感触ですぐさま継続利用を決定
───初回やっていただいた時の反応どうでしたか
最初からすごく好印象でした。パートナーさんのレクの進行や声かけもスムーズで、利用者様の反響もとても良かったです。
オンラインレクだと、施設の大きいテレビを使うので、最初は利用者様も「ビデオじゃないか」と思う方も多かったみたいで、オンラインの環境になれるまでは「何これ?」って雰囲気はありました。パートナーさんがリアルタイムで「見えてますよ」ってコミュニケーションをとっていただいて、そのおかげで利用者様もオンライン環境に馴染めたように思います。オンラインで繋がっていると分かったときの利用者様の反応はとても新鮮でした。
───初回利用後すぐに年間利用を決めていただきましたが、決め手になったことがあれば教えてください
レク当日までの進行やサポートもスムーズでしたし、レク自体がとても良かったので、予算感とあわせてみても“アリ”だなってなりました。
やはり定期的に外部のレクを取り入れたいという気持ちもありましたし、毎回レクを提供してくださる方を探して、手配してというのは大変ですし、年間利用をするメリットはあると思いました。
■オンラインならではの手軽さをフル活用
───オンラインレクを行う際に大変だったことがあれば教えてください。
実際にやってみて、やりやすいと思いました。元々私が機械系の仕事をしていたことも関係するかもしれませんが、オンライン環境の準備はスムーズにできました。
投影するテレビ画面を用意して、オンライン環境を設定するだけで済むので、セッティングは楽です。
どうしても来訪して貰うとなると準備の部屋の用意や、会場設営などの人手がかかってしまうので。もちろん来訪の良さはあるので、どちらかが良い、ということではありませんが、オンラインレクの手軽さを知ることができたのは大きいと思います。
オンラインレクだと準備に人員を割かなくても良いので気軽にできるのはとても良いと思いました。
───オンラインレクを行う際に気をつけていることはありますか
利用者様にちゃんとオンラインでリアルタイムで繋がってることがきちんと伝わっているか、という部分は気にしています。そこは利用者様の反応を見ながら声かけしたり工夫が必要だと思っています。テレビ画面が照明の反射で見えにくくなっていないかとかは気を付けています。
また、パートナーさん任せにせず、スタッフも一緒に場の空気を盛り上げることは必要だと思います。やはりオンラインだと限界があるので、そこは現地にいるスタッフがカバーできるところですし、ちょっと大げさにリアクションをとるとかはしています。利用者様と一緒に楽しむ気持ちで参加しています。
■パートナーと直接調整が可能なチャット機能の活用
───チャット機能の利用がいよいよはじまりましたが、使い勝手などはいかがでしょうか
どうしても業務の合間に連絡をとることになるので、メッセージの確認と返信に時間が空いてしまいますが、お互いに連絡できる時にメッセージを送るので、電話のようにタイミングがあわなくて繋がらないということがなく良いと思っています。
まだ、我々もパートナーさんもチャットは手探り感があるので、そこはお互いにコミュニケーションをとりながらだとは思っています。
実際のチャットやりとり
───最後に、レクの外注やえぶりプラスについて思っていることがあれば教えてください
コロナ禍で、いっきにIT化が進んだこともあって、ネット環境によってできることが増えた、便利なことがあると知ることができたのは良かったと思います。
従来の来訪によるレクと比較して、準備にかかる時間が大きく減りますし、気軽に外部のレクを活用できることはとてもメリットがあります。
オンラインレクはPCとオンライン環境だけでできるので、絶対に活用した方がいいと思います。
えぶりプラスを通じて、いつも楽しいレクを提供してもらってるので、今後も活用していきたいと思います。
憩いの汀(いこいのみぎわ)Ⅱ 様が利用している活用例